姫路の草遊庭さんのオープンガーデン行ってきました。
スプリングエフェメラルな3月の草遊庭
雑木林の足元に山野草が植えられています。元は竹林と畑だったのを庭に変えられたそうです。平坦な地形の中に自然な石組みと緩やかな起伏が構成されています。古くからの集落の住宅地ですが庭の小道を歩くと森か林の中にいるようです。
ユキワリイチゲがお出迎え。ユキワリイチゲ 雪割一華 Anemone keiskeana
節分草Shibateranthis pinnatifida うちでは鉢でも枯らしていますのに、自生地のように地植えがされています。
ガランサス 待雪草。 Galanthus nivalisかな。こちらはヨーロッパ原産の植物ですがとても庭となじんでいます。
立派なサンショウバラの木
井戸からくみ上げられた水で小さな川の流れが作られています。
切り株に取り付けられた小さなドア。
庭の片隅の建物がとても素敵でした。
入口入ったところの展示
ご主人作の鉄のアート作品
20年くらい前から草遊庭さんのホームページを時々拝見していましたが、オープンガーデンに行く機会もなく遠くあこがれの存在でした。こうして庭を拝見させていただくと、なぜ早くオープンガーデンにいかなかったのかと悔やまれます。
いわゆるナチュラルプランティングのガーデンではなく本来的な意味でのナチュラルガーデンでしょうか、より自然に近く、植物自身がその場所を決めているかのような、日本人の自然観に沿った植栽がなされています。植栽以前に重要な、水捌けを考慮された土質や土壌についても、まだ葉もなく花色も乏しい春先の庭の中で深く考えさせられた一日となりました。